結論から言います。両機種を実機で比較検証した結果、Pixel 10 ProとPixel 9 Proの大きな差は少なく、10 Proの大きな進化点は
- 本体にマグネット内蔵
- 写真最大100倍ズーム
- ポートレート撮影が1倍に対応
- スピーカー音質向上
- iPhoneとAirDrop可能
の5つだけでした(2025年12月末時点)。
これらに魅力を感じる人はPixel 10 Proがおすすめです。

もちろん5つ以外にも細かな違いはたくさんありますが、普段使っている中で違いを実感できるレベルではありませんでした。
ほとんどの人は中古で安く買えるPixel 9 Proで十分満足できると思います。

両機種とも高負荷時の処理性能以外は悪い点が少なく、「ゲームをやらない人」「写真やAI機能を重視する人」「片手で持てるサイズがいい人」にはおすすめです。

この記事では、製造業で設計開発をしていたぼく“うちき”が、Pixel 10 ProとPixel 9 Proを徹底的に比較検証し、 「実測データ」と「実際の感覚」を照らし合わせた、リアルな使用感をレビューします。
Pixel 10 ProとPixel 9 Proの各評価は以下です。

基礎スペック比較
Pixel 10 ProとPixel 9 Proの主要スペックは以下です。(※参照元 Google公式サイト)



【デザイン・質感】ほぼ一緒 両機種とも高級感あり
Pixel 10 ProとPixel 9 Proの外観デザインを比較します。
背面|マット仕上げ サラサラな質感で指紋は付きづらい


両機種とも背面はガラスのマット仕上げ。サラサラとした質感で指紋は付きにくいです。
背面に丸みはなくフラット。中央にGのロゴ、中央上部に特徴的なカメラバーが配置されています。
背面ガラスは傷や割れに強いGorilla Glass Victus 2です。

Pixelシリーズの象徴であるカメラバーは、背面上部に配置。Pixel 10 Proのほうがわずかに大きくなっています(出っ張りの厚さは同じ)。
カメラバーの正面がマット仕上げ、側面は鏡面仕上げなのは両機種共通です。

Pixel 10 Proはカメラガラスとアルミの境界に、光沢のある縁取り(面取り)が追加されています。この輝きがとてもきれい。より高級感を感じさせます。

Pixel 10 Proの背面「G」のロゴは側面と似た鏡面仕上げになりました。サイズも大きくなっています。
Pixel 9 Proより高級感が増したように見えて、ぼくは好きです
側面|鏡面仕上げの光沢感が美しいが、指紋が付きやすい


両機種とも側面はアルミの鏡面仕上げ。光沢感がすごくきれいで高級感を感じます。ただし、とても指紋が付きやすく、汚れが目立つのが悪い点です。
形状はフラットで丸みはありません。
デザイン・質感 評価│ほぼ違いがない 高級感を感じるが指紋がネック

両機種のデザインはほぼ一緒。カメラバーは目立ちますが、それ以外はシンプルで無駄のないフラットデザインです。質感が高くとても高級感を感じます。
ただし側面の鏡面仕上げは指紋が付きやすいのがデメリット。これを考慮して評価は「A⁻」にしています。
個人的には多少高級感を犠牲にしてでも、側面はマット仕上げにしてほしいです。
【サイズ感と持ちやすさ】10 Proは重量アップだが、体感差はなし
本体サイズ│違いは厚さのみ 10 Proは0.1mm増加 片手操作可

Pixel 10 ProもPixel 9 Proも画面サイズ6.3インチ。本体サイズはコンパクトな部類です。Pixel 10 Proは高さ・幅はPixel 9 proと同じですが、厚さが0.1mm増加しています。

■片手操作はできる ただし隅はギリギリ

ぼくは小柄で手はそんなに大きくないですが、片手操作できます。ただし右手で持ったとき、左上左下はギリギリ届くレベルです。

カメラサイズ|10 Proは大型化 厚さは変わらず 置いてもガタつかない


Pixel 10 ProのカメラバーはPixel 9 Proより高さ(縦)1.2mm、幅(横)0.4mm大型化しています。厚さは3.7mmで共通です。
カメラバーが大型化したためPixel 10 ProはPixel 9 Proのケースを流用できません。
■カメラへの触れやすさ|触れにくい 段差で指が止まる

大型で目立つカメラバーですが、Pixelを持って使うときには意外と気になりません。
ぼくの手だと、人差し指がちょうどカメラバー下端の段差に当たることが多いです。段差で「ここから上はカメラだ」と直感的にわかるので、カメラレンズに指が触れることはあまりありません。

■平置きしたときのガタつき|なし

両機種ともカメラバーが背面上部横長に配置されているため、机の上で使ってもガタガタしないのは良い点です。

重量│Pixel 9 Proのほうが8g軽い


Pixel 10 Proはマグネットが内蔵されたためか、Pixel 9 Proより8g重くなっています。
ただし使っていて気になるほどの違いではなかったです。両機種を交互に手で持って念入りに比較したら「ちょっと重いかな?」とようやくわかるレベル。
10 Proを使っていて腕が痛くなることもありませんでした。

インターフェース




■電源ボタンと音量ボタンの配置が他のAndroidスマホと逆 ボタンは押しやすい

Pixelスマホは電源ボタンが音量ボタンより上にあります。一般的なAndroidスマートフォンとは逆です。最初は押し間違いもありましたが、使っているうちに慣れました。
両機種とも各ボタンは太さがあって、押し心地は良いです。

エッジ|丸みがある グリップ感は良い


両機種ともに、側面と前面・背面との境界部の角(エッジ)は丸みが付いています。この丸みと側面の光沢仕上げおかげでグリップ感が良く、持ったときすべりづらいです。

持ちやすさ/操作性 評価│ほぼ同じ 少し重いのがネック

両機種とも6.3インチのコンパクトサイズで、片手操作可能。持ちやすさや操作性は「よい」です。
唯一気になるのは重さ。Pixel 9 Proでも200g近くで重いほうなのに、Pixel 10 Proは重量がさらに8g増えました。操作性や持ちやすさにはあまり違いはないですが、それでももう少し軽くしてほしかったです。
【ディスプレイ】10 Proは輝度向上だが、違いを実感できない

Pixel 10 ProとPixel 9 Proのディスプレイを比較レビューします。
スペック比較│Pixel 10 Proは輝度が10%上がった

※参照元 Google公式サイト
Pixel 10 ProはPixel 9 Proと比べ、HDR輝度とピーク輝度がそれぞれ10%向上しています。
ただし輝度以外は進化がありません。
【明るさ】実機検証│どちらもとても明るい 10 Proは数値上明るさup
Pixel 10 ProとPixel 9 Proのディスプレイの明るさを照度計で測定し、どれくらい明るいのかを比較検証します。
※明るさの単位は「Lux(ルクス)」で実測しています。 公式スペックの「nit(ニト)」とは厳密には異なりますが、数値が高いほど画面が明るく、直射日光下でも見やすいことを表しています。
※「Lux(ルクス)」の正式な単位記号は「lx」(例:500 lx)ですが、本記事では数字の1(イチ)との誤認を防ぎ、視認性を高めるため「Lux」で表記しています。


- Google Pixel 10 Pro
- 自動調整 直射日光下 2,645Lux
- 手動調整 最大 1,932Lux
- Google Pixel 9 Pro
- 自動調整 直射日光下 2,438Lux
- 手動調整 最大 1,849Lux
- iPhone 14 Pro
- 自動調整 直射日光下 2,280Lux
- 手動調整 最大 1,588Lux
※画面に同じ白い画像を映して照度計で測定。数値はあくまで参考。
※画面に透明保護ガラスを貼付済。
照度計で測定するとスペックどおりPixel 10 Proのほうが明るくなっています。ですが、肉眼で見るとあまり違いを実感できません。
両機種とも画面はとても明るく、日差しが強い場所でも見やすいです。

【きれいさ】実機確認│どちらも高精細で美しい 色味が良いのはPixel 10 Pro

この写真は違いはない
どちらのディスプレイも高精細でとてもきれいです。ただわずかにPixel 10 Proのほうがきれいに感じました。
Pixel 9 Proの画面はPixel 10 Proより黄緑がかって見えます。

Pixel 10 Proは「アダプティブトーン」が追加されました。
「アダプティブトーン」をオン/オフ切り替えて色味を比較してみましたが、違いはわからなかったです。


【表示のなめらかさ(残像感)】実機確認│両機種に差はない どちらもなめらか

両機種とも最大120Hzの可変リフレッシュレート対応。スクロールやアニメーションなど、とてもなめらかな表示で、残像感が少ないです。
両機種を比較してみましたが、違いはありませんでした。

【タッチ操作のしやすさ】実機確認│両機種ともとてもしやすい

両機種ともタッチ感度はちょうどよく、タッチ操作はとてもしやすいです。両機種の差は感じません。
iPhoneと似たような指へ吸い付く感覚があります。

【ベゼル】実機確認│両機種とも極細

Pixel 10 ProとPixel 9 Proはベゼル太さも同じです。
両機種ともベゼルはとても細く、上下左右の太さは均一。ベゼルが気になることはありません。

【表示領域】実機確認│まったく同じ

両機種ともアスペクト比20:9の6.3インチ。表示領域は同じです。
ディスプレイ 結果と評価│両機種ともとても明るくきれいなディスプレイで差はない

両機種とも評価は「A(とてもよい)」。どちらも、とても明るくきれいなディスプレイです。
Pixel 10 Proは明るさと色味が少し良くなっていますが、よく比較しないとわからないレベル。実用上は大差ないです。
【動作・処理性能/発熱】ほぼ違いなし 3Dゲームは不向き

スマホを使う上で最も重要な「動作」「処理性能」について、ベンチマークスコアから実際のアプリ使用感まで徹底的に比較レビューします。
プロセッサとメモリ│10 Proはプロセッサが進化 メモリは16GBで共通

※参照元 Google公式サイト
ベンチマーク実測|「AnTuTu Benchmark」「Geekbench 6」
スマホの性能を数値化するベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」と「Geekbench 6」を使って、両者の基本的な動作性能を比較します。
ベンチマークアプリとは
- スマホの性能を点数で示してくれるもの。
- スコアが高いほど、全体的に動作がサクサクな高性能スマホだと判断できる。
- 過去に一部のスマホメーカーが、ベンチマークアプリ起動時だけ性能を上げる不正を行っていたため、スコアはあくまで「目安」程度。実際の使い心地とは必ずしも一致しない。
■AnTuTu Benchmarkスコア 3回計測│10 Proは109万点 9 Proは104万点(V10)
AnTuTu Benchmarkとは
- スマホの総合的な性能を1つの大きなスコアで評価する。
- 測定項目は以下4つ。
- CPU
スマホの頭脳にあたる部分。計算処理やアプリの指示をどれだけ速くこなせるかを測る。 - GPU
映像や画像を表示する能力。3Dゲームなど、キレイで動きの激しい映像をどれだけ滑らかに表示できるかを測る。 - MEM
アプリを起動したり、データを一時的に保存したりするメモリ(RAM)と、写真やアプリを保存するストレージ(ROM)の読み書き速度を測る。 - UX
実際にスマホを操作した時の快適さ。データの処理速度や画像の表示速度など、ユーザーの体感的な使いやすさを評価する。
- CPU
- テスト内容がOSごとに違うため、AndroidとiOSの間での比較には使えない。


総合スコアは3回ともPixel 10 Proのほうが高いですが、差は最大でも約73,000点。スコアだけで比較すると、Pixel 10 Proの処理性能はあまり上がっていないようです。
気になるのはPixel 10 ProのGPUのスコアが3回ともPixel 9 Proより低いこと。1回目2回目は約50,000点、3回目は約65,000点Pixel 9 Proが高いです。
発熱はPixel 10 Proのほうがやや抑えられています。Pixel 9 Proと比べ、約1℃本体温度が低いです。

■Geekbenchスコア│10 ProのGPUスコアが大幅低下
Geekbench 6とは
- CPUとGPUの能力に特化して測定。
- CPUの測定項目は以下2つ。
- Single-Core Score (シングルコアスコア)
CPUのコア1つだけの純粋な処理性能を測る。このスコアが高いほど、アプリの起動、ウェブページの表示など、基本的な操作が速く感じられる。 - Multi-Core Score (マルチコアスコア)
CPUの複数コアを同時に動かした際の処理能力を測る。このスコアが高いほど、複数のアプリの同時使用や高負荷な作業をスムーズにこなせる。
- Single-Core Score (シングルコアスコア)
- GPUの測定項目は以下3つ。
- Vulkan Score (ヴァルカンスコア)
主にAndroidOSで使用。このスコアが高いほど、ゲームをキレイな映像でスムーズに遊べる。 - OpenCL Score (オープンシーエルスコア)
主にAndroidOSで使用。このスコアが高いほど、画像加工や動画編集などクリエイティブな作業が快適になる。 - Metal Score (メタルスコア)
主にiOSで使用。このスコアが高いほど、iPhoneやiPadのゲームや動画編集などが快適になる。
- Vulkan Score (ヴァルカンスコア)
- テスト内容が特定のOSに依存しないようになっているため、AndroidとiOSの間での比較がある程度可能。

- Pixel 10 Pro (Tensor G5)
- CPU Single-Core 2303
- CPU Multi-Core 6038
- GPU Vulkan 3677
- Pixel 9 Pro (Tensor G4)
- CPU Single-Core 1934
- CPU Multi-Core 4559
- GPU Vulkan 9012
- iPhone 14 Pro (A16 Bionic)
- CPU Single-Core 2644
- CPU Multi-Core 6879
- GPU Metal 22811
- Xiaomi Pad 6S Pro (Snapdragon 8 Gen 2)
- CPU Single-Core 1924
- CPU Multi-Core 5435
- GPU Vulkan 10057
Pixel 10 ProはPixel 9 Proと比べ、CPUスコアは伸びていますが、GPUスコアが半分以下になってしまいました。
ただし実際にアプリやゲームで動作を確認した際(次項)には、GPU性能が半分以下になった感じはしなかったため、最適化の問題か不具合だと思います。
基本動作・アプリ動作・発熱 実機確認│違いはほとんどない

ベンチマークスコアで判別できない、実際のアプリでの動作や発熱がどうかをレビューします。

■基本動作(ホーム画面スワイプ、アプリ開閉、タスクキルなど)

両機種ともとてもサクサク。動作に引っかかりやカクつきはありません。とても快適です。
メモリが16GBあるおかげか、タスクキル(バックグラウンドアプリの自動終了)もほとんど起きません。

■Chrome ■Googleマップ ■X ■Instagram ■TikTok

どちらも非常にサクサク。動作に差はありませんでした。発熱もありません。

■YouTube│4倍速もOK

1080pの動画を4倍速で再生しても、両機種ともカクついたり音飛びしたりすることなく、快適に視聴できました。
ただしキャッシュが溜まっていると、4倍速はカクつくことがあるので注意。
1080pでの動画再生
| Pixel 10 Pro | Pixel 9 Pro | |
| 2倍速 | 快適 | 快適 |
| 3倍速 | 快適 | 快適 |
| 4倍速 | 快適 | 快適 |

■モンスト|とてもサクサク

両機種ともにサクサク動きます。差は感じられません。
性能が低い機種だと、
- 友情コンボ発動時にカクついたり、
- ゲージショットのゲージの速度が可変したり
- 映像と音がずれたり
しますが、そういったことはありませんでした。
1時間プレイ後の本体はほんのり温かいですが、気にならない程度です。

■パズドラ|サクサクプレイ可


Pixel 10 ProもPixel 9 Proも動作はとてもサクサク。カクつきはありません。
以前Android版のパズドラアプリでは、一部カクつきがありましたが、2025年11月末現在のVer22.80では改善されています。
ただしiPhone 14 Proと比べると、Pixel 10 ProもPixel 9 Proも発熱します。プレイ中本体上部を触ると明らかに熱いです。ただパズドラは基本縦持ちかつ画面下側で操作するため、プレイに影響はあまりありません。

■原神│厳しい 10 Proは対応可能デバイス対象外

次にスマホに高い負荷をかけるゲームの1つである「原神」で検証します。
Pixel 10 Proは以下の通り、原神の対応可能デバイスではありませんが、実際不具合なくプレイできるのかを検証します。
GSMArenaやAndroid Authorityなどの信頼性の高い海外テックメディアによると、Pixel 10 ProのGPUは、9 ProのMaliシリーズからPowerVRシリーズへ変更されたようです。
『原神』の公式サイトには、Android版の最低スペックとして「PowerVR系以外のGPU」という条件が明記されています。
▌Android:
● 対応可能デバイス
Arm v8a 64bit
PowerVR系以外のGPU
SoC:Snapdragon 660(Adreno 610)またはHelio-G88(Mali-G52)以上
RAM:4 GB以上
システムバージョン:Android 10.0以上
デバイスの必要スペックの調整についてのお知らせ│『原神』公式サイト
Pixel 10 ProのGPUがPowerVR系に変更されたのが事実であれば、原神の最低スペックを満たしていません。
最低スペックを満たしていなくてもプレイはできるようですが、不具合が出る可能性があります。
『原神』をプレイする人はPixel 10 Proではない、他の対応スマートフォンを検討することをおすすめします。
設定は以下。画質に関わるものは最高値、フレームレート60fpsにしています。

GPUが非対応なためか、「現在グラフィックのAPI」がPixel 10 Proは「OpenGL」になっています(9 ProはVulkan)。

Pixel 9 Proは「Vulkan」

結果としては、Pixel 10 ProもPixel 9 Proも画質最高かつ60fpsの設定でも遊べますが、快適とは言えません。
カクつきはあまりないものの、フレームレート60fpsを維持できず、30~50fpsに下がってしまいます。iPhone 14 ProやXiaomi Pad 6S Proと比べると操作しづらいです。
Pixel 10 Proは原神対応デバイスではありませんが、個人的にはPixel 9 Proより安定している印象でした。
Pixel 9 Proでは30fpsくらいになるとディスプレイ輝度が不安定になり、急に画面が暗くなったりするのですが、Pixel 10 Proではそれが起こりません。フレームレートも9 Proが35~45fpsなのに対し、10 Proは40~50fpsと少し高めでした。

Pixel 10 Proと9 Proともにかなり発熱します。温度は両機種同じくらいで、手に持つと「熱いな」と感じるレベルです。
データの読み込み速度はPixel 10 Proと9 Proでほぼ同じ。iPhone 14 Proと比較すると遅いです。
iPhone 14 Proと比較すると遅い。
■動画の書き出し|Pixel 9 Proのほうが1分速い
以下の条件で動画の書き出し時間の簡単なテストを行い、処理性能を比較しました。
- 検証内容
動画編集アプリを使ってPixel 10 ProとPixel 9 Pro上で動画編集し、書き出し完了までの時間を計測する。 - 使用動画編集アプリ
Wondershare Filmora(無料版) - 動画編集内容
1080p 30fps 10分の動画2つを結合して、720p 30fps 20分の動画にする。
| 動画書き出し時間(実測) 比較 | |
| Pixel 10 Pro (Tensor G5) | 5分38秒 |
| Pixel 9 Pro (Tensor G4) | 4分22秒 |
| iPhone 14 Pro (A16 Bionic) | 1分15秒 |
| Xiaomi Pad 6S Pro (Snapdragon 8 gen 2) | 2分05秒 |
| iPad(第9世代) (A13 Bionic) | 1分24秒 |
Pixel 10 ProのほうがPixel 9 Proより1分以上遅い結果となりました。結果だけで判断するなら、Pixel 10 Proの動画書き出し性能は退化しています。
参考としてiPhone 14 Proとも比較すると、iPhone 14 Proの圧勝です。Pixel 10 Proより4分速く完了しています。
普段スマホで動画編集をする人は少ないと思いますが、動画編集をするならiPhoneなどPixelシリーズではないスマホを選ぶほうが良いです。

動作・発熱 評価│両機種ほぼ同じ 高負荷での動作はイマイチ

結論として、Pixel 10 ProとPixel 9 Proの動作・発熱はほぼ同じです。
両機種とも普段使いではとても快適ですが、高負荷な場面(原神や動画編集)での動作が悪め。
「原神」のような高負荷な3Dゲームを最高画質・高フレームレートで快適にプレイしたり、動画編集したいなら、Pixel 10 ProもPixel 9 Proもおすすめできません。
ぼくは普段あまりゲームをしないため、Pixel 10 Proの処理性能に不満は感じません。とても快適です。
【バッテリー持ち】10 Proはわずかに向上。実使用時間は9 Proとほぼ同等

Pixel 10 ProとPixel 9 Proのバッテリー持ちを、実機で検証しながら比較レビューします。
バッテリースペック│10 proはバッテリー容量が170mAh増えた

※参照元 Google公式サイト
スペック上Pixel 10 ProはPixel 9 Proと比べ、バッテリー容量が170mAh増加し、駆動時間が6時間伸びています。
スペックだけでは、本当にバッテリー駆動時間が伸びているのか判断できないため、実際の使用シーンを想定したバッテリーテストを行いました。
バッテリーテスト① YouTube|両機種15時間超え 差は13分

「YouTube」アプリでストリーミングで動画視聴した際の、バッテリー100%から0%までの連続動画再生時間を検証します。
検証内容と条件 タップで開く
- 検証内容
- 「YouTube」アプリで1080pの動画をストリーミング再生し、100%から0%までの連続再生時間を計測。
- 1時間ごとのバッテリー残量も記録する。
- 設定(共通)
- 画面の明るさ 手動調整500Lux(照度計で計測)
- リフレッシュレート 最大
- 音量 40%(Type-C接続で有線イヤホン使用)
- 機内モードONのうえでWi-Fiのみオン、Bluetoothオフ
- 低電力モード/バッテリーセーバー オフ
- 「バッテリーメーター オーバーレイ」アプリを常時表示
- Pixel 10 Pro設定
- アダプティブトーン オフ
- バッテリーの状態
- 両機種とも最大容量「100%」





| YouTube再生時間 結果 | |
| Pixel 10 Pro | 15時間33分39秒 |
| Pixel 9 Pro | 15時間02分12秒 |
| iPhone 14 Pro | 15時間06分10秒 |
| Xiaomi Pad 6S Pro | 8時間41分37秒 |
Pixel 10 ProとPixel 9 Proともに15時間超えの結果。バッテリー持ちは「よい」です。
約31分差でPixel 10 Proが勝っています。持続時間の伸びは約3.4%。誤差レベルです。
Pixel 10 Proは1~6時間までは1時間に6%ずつ、以降は7%ずつ一定に消費しています。

バッテリーテスト② 動画連続撮影|両機種とも5時間超えで「普通」
続いて撮影でのバッテリー持ちを検証します。
検証内容と条件 タップで開く
- 検証内容
- 標準カメラアプリで動画を撮影し、100%から0%までの連続動画撮影時間を計測。
- 1時間ごとのバッテリー残量も記録する。
- 撮影設定(Pixel)
- 1080p30FPS
- HDRはオフ
- フォーマットはH.264
- 動画ブースト オフ
- 音声拡張機能 オフ
- 手振れ補正 標準
- 本体設定(共通)
- 画面の明るさ 手動調整500Lux(照度計で計測)
- リフレッシュレート 最大
- Wi-Fiオン
- 低電力モード/バッテリーセーバー オフ
- 「バッテリーメーター オーバーレイ」アプリを常時表示
- Pixel 10 Pro設定
- アダプティブトーン オフ
- バッテリーの状態
- 両機種とも最大容量「100%」



| 動画連続撮影時間比較 | |
| Pixel 10 Pro | 5時間11分12秒 |
| Pixel 9 Pro | 5時間01分55秒 |
| iPhone 14 Pro | 3時間45分58秒 |
動画撮影は両機種5時間程度で「普通」です。
両機種の差は約9分。Pixel 10 Proは9 Proと比べ約3.1%バッテリー持ち向上です。YouTubeと同じく、誤差レベル。両機種のバッテリー持ちはほぼ同じと言えます。

バッテリーテスト③ 「原神」連続プレイ時間|両機種3時間程度

続いてゲームアプリ「原神」を連続プレイして、高負荷時のバッテリー持ちを検証します。
条件は以下です。
検証内容と条件 タップで開く
- 検証内容
- ゲームアプリ「原神」をプレイし、バッテリー100%から0%までの連続プレイ時間を計測。
- 1時間ごとのバッテリー残量も記録する。
- 「原神」アプリ設定
- 「画面」設定は以下。画質関係はすべて最高値。フレームレートは60fps。
- 「画面」設定以外はデフォルト設定のまま変更なし。

- 本体設定(共通)
- 画面の明るさ 手動調整500Lux(照度計で計測)
- リフレッシュレート 最大
- 音量 30%(ワイヤレスイヤホン使用)
- Wi-Fiオン Bluetoothオン
- 低電力モード/バッテリーセーバー オフ
- 「バッテリーメーター オーバーレイ」アプリを常時表示
- Pixel 10 Pro設定
- アダプティブトーン オフ
- バッテリー容量
- 両機種ともに最大容量「100%」



| 原神 連続プレイ時間比較 | |
| Pixel 10 Pro | 3時間09分03秒 |
| Pixel 9 Pro | 3時間11分15秒 |
| iPhone 14 Pro | 3時間39分13秒 |
| Xiaomi Pad 6S Pro | 4時間25分58秒 |
高負荷な原神ではビデオ再生や動画撮影よりバッテリー持ちは悪くなり、Pixel 10 Proが3時間9分、9 Proが3時間11分という結果でした。
両機種とも3時間以上のため、バッテリー持ちは「悪い」です。
両機種の差は2分12秒しかありません。バッテリー持ちほぼ同じと言っていいでしょう。

(おまけ)パズドラ バッテリー持ち検証 2時間

パズドラはiOS端末のほうが、バッテリー持ちが良い傾向にあります。
Pixel 10 Proは9 Proより改善していますが、それでも2時間で40%も消費。バッテリー持ちは悪いです。
参考としてiPhone 14 Proの消費量を確認すると、2時間でわずか8%。
ここまで差があるなら、パズドラをプレイする人はiOS端末を選ぶほうが良いと思います。
バッテリー持ち 結果と評価│両機種「よい」

Pixel 10 ProもPixel 9 Proもバッテリー持ちは「B(よい)」です。
両機種ともYouTubeでのストリーミング再生は15時間超え。高負荷なゲームや撮影をしなければ、1日は余裕で持ちます。
Pixel 10 ProはPixel 9 Proと比べ、バッテリー持ちが向上している項目もありますが、わずかな差。普段使いする中で、バッテリー持ちが良くなったとは感じづらいです。
【充電速度】有線もワイヤレスも9 Proが速い結果に

Pixel 10 ProとPixel 9 Proの充電速度を、実機で比較検証します。
充電スペック│Pixel 10 ProはQi2対応

※参照元 Google公式サイト
Pixel 10 Proの最大の進化点は、ワイヤレス充電がQi2に対応したことです。本体にマグネットが内蔵されています。

【実機検証】充電時間・充電スピード検証
実際の充電時間はどうなのかを明らかにするために、以下の条件で充電時間・充電速度を検証しました。
- 検証内容
- 最大出力[W]を計測する。
- バッテリー0%から100%になるまでの時間を検証する。途中「10%ごと」に時間を記録。
- 充電開始から「30分後」「1時間後」の充電量を計測する。
- 充電方法
- 有線
- ワイヤレス(本体ケースは外して検証)
- 充電器
Anker Nano II 65W(両機種の充電性能を最大限引き出せるもの) - 充電ケーブル
Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル(最大240W対応) - ワイヤレス充電器
- Pixel 10 Pro用
THREEKEY TK-CW301 (Qi2 PSE 公式認証 最大15W) - Pixel 9 Pro用
エレコム W-QA28BK(12W Qi規格対応)
- Pixel 10 Pro用
- 設定
バッテリー充電の最適化「OFF」 - バッテリー状態
両機種ともに最大容量「100%」

【検証❶】最大出力[W]比較 実測

有線の出力は1W差。ほぼ一緒です。ただしPixel 9 Proのスペック「最大27W」には届きません。
ワイヤレスは、Qi2に対応したPixel 10 Proはスペックどおり15W出ています。Pixel 9 Proはスペック上最大12Wのはずですが、最大14.6W出ていました。
【検証❷-1】フル充電までの時間比較 [有線]


意外なことにPixel 9 Proが勝ちました。
20%まではPixel 10 Proがリード。30%でほぼ横並びになり、以降はPixel 9 Proのほうが速いです。両機種の差は70%以降で約14分開いています。
【検証❷-2】フル充電までの時間比較 [ワイヤレス]

ワイヤレスもPixel 9 Proの勝ち。Pixel 10 ProはQi2対応ですが、充電時間が約11分長くなりました。
ぼくの検証方法に問題があるのかと思って3回検証したのですが、全部Pixel 9 Proのほうが速かったです。
【検証❸】30分・1時間での充電量 [有線のみ]
| 時間 | Pixel 10 Pro | Pixel 9 Pro |
|---|---|---|
| 開始時 | 0% | 0% |
| 30分後 | 47% | 51% |
| 1時間後 | 73% | 86% |
30分では、両機種とも公称値「55%」に届きません。
1時間後の充電量は、Pixel 9 Proが86%に達しているのに対し、Pixel 10 Proは73%。13%もの大差がついています。
Pixel 10 Proは1時間充電しても80%に届かず、充電が「速い」とは言えません。
充電速度 結果と評価│Pixel 10 Proは充電時間が長くなった

結果としてPixel 10 Proは有線・ワイヤレスともに、Pixel 9 Proより充電時間が長くなっています。
特に有線充電では1時間で73%しか充電できません。充電が「速い」目安の1時間で80%に届かず、充電が速いとは言えません。
Pixel 9 Proは1時間あれば86%充電できるため、充電速度は「速い」です。
【カメラ❶ 写真】10 Proは望遠の色味〇 100倍ズームはAI処理にクセあり

Pixel 10 ProとPixel 9 Proの写真撮影性能を比較レビューします。
カメラ構成と画素数│10 Proと9 Proは同じ 全部40MP以上

※参照元 Google公式サイト
カメラ構成、画素数はPixel 10 ProとPixel 9 Pro共通です。5倍望遠カメラを含むトリプルカメラ+インカメラで、全カメラが40MP以上の高画素になっています。
写真撮影の仕様│10 Proはズーム倍率とAI機能が強化


Pixel 10 Proはカメラ機能が強化されています。
特に注目すべき点は「最大100倍ズーム」と新AI機能「カメラコーチ」です。
■Pixel 10 Proは最大100倍ズームに対応 「超解像ズーム Pro」
Pixel 9 Proは最大30倍でしたが、Pixel 10 ProはAI機能「超解像ズーム Pro」により、最大100倍のズーム撮影に対応。かなり遠くの被写体もズームして撮れるようになりました。
カメラ設定から専用のAIモデルをダウンロードすれば、30倍以上のズーム時に「超解像ズーム Pro」が適用された鮮明な写真と、補正なしの自然な写真の2枚が自動で保存されます。

■Pixel 10 Proの新AI機能「カメラコーチ」
「カメラコーチ」は、まるで専属カメラマンのように写真撮影をリアルタイムで指導してくれるAI機能。
カメラを被写体に向けると、AIが最適な構図や設定などを瞬時に分析し、「もう少し右へ」といった具体的なアドバイスを画面に表示します。
Pixel 10 Proの「モーションフォト」、Pixel 9 Proの「トップショット」とは

- シャッターを切る前後の数秒間を短い動画として記録する機能
- Pixel 10 Proの「モーションフォト」とPixel 9 Proの「トップショット」は同じ機能
- Pixel 10 Proから名称が「モーションフォト」に変わった
Pixel 10 Proの「トップショット」とは
今回は5枚の中から5枚目をトップショットとして提案してくれた。
(動画生成AIで作った動画を画面に映して撮影)
- 複数人で撮影する際に、AIがベストな表情の写真を提案してくれる機能
- 設定からトップショットを「自動」にしてシャッターを押すと、カメラが自動で複数枚を撮影。撮影した写真の中から全員が良い表情をしているものをAIが選んでくれる。
Pixel 10 Proの新機能「オートベストテイク」とは
(生成AIで作った動画を画面に映して撮影)
- トップショットで撮影された複数枚の写真から、各人物の良い表情をAIが自動で抜き出し、1枚の集合写真に合成してくれる機能
- Pixel 9 Proの編集機能「ベストテイク」を自動化したもの。使い勝手が大幅に上がった。
- Pixel 9 Proで「ベストテイク」を利用するには、手動で何枚か同じ構図の集合写真を撮影したあと、編集画面で手動で表情を選ぶ必要があり、面倒だった。
「一緒に写る」とは
- 集合写真撮影時に、AIによる合成で撮影者も写真に入れる機能
- 1枚目でグループを撮影したあと、2枚目で撮影者を撮影。AIが2枚を合成して全員が写った写真を作成。
- 実際に使ってみたが、以下の理由でほとんど使っていない。
- 2枚目で撮影者を撮るときの位置合わせが難しい。
1枚目と2枚目で撮る人のスマホの位置が変わると、一方の人が大きくなったり傾いたりして不自然になる - 位置合わせが難しいので、うまく撮ろうと思うと時間がかかる。混雑してる場所では使いづらい。
- 2枚目で撮影者を撮るときの位置合わせが難しい。
「長時間露光」とは
- 動く被写体の軌跡を撮影できる機能。
- シャッターを押すと自動で数秒間撮影される。
- 夜の車のライトを線にできたり、滝の流れを滑らかにつなげたりできる。
「アクション パン」とは
動いている被写体を追いながら撮ることで、背景だけが流れるような写真が撮れる機能。
「ウルトラHDR」とは
- 通常のHDRの進化版。明るい部分をさらに明るく、色鮮やかに撮れる機能。
- まだ対応しているアプリやディスプレイが少なく、他の端末で表示すると普通の写真として表示されることが多い。
「天体写真」とは
- 夜空や星空の鮮やかな写真やタイムラプスを撮影できる機能。
- 機能は「オフ」か「自動」のみ。手動でオンにできず、オンにするには暗い場所で空を向けてPixelを固定する必要がある。
写真比較【メインカメラ】|暗所の解像感は10 Proが上
ここからはPixel 10 ProとPixel 9 Proで実際に撮影した写真を見比べていきます。
まずはメインカメラの作例から。
■駅舎とビル│両機種に差はない

パッと見は同じです。強いて挙げるなら、若干Pixel 10 Proのほうが駅舎の色が濃い程度。


写真の一部を拡大して比較してみても、同じ。両機種の解像感に違いはありませんでした。
■タワー│両機種に違いはない

この写真も両機種同じ。両方きれいです。

拡大して比べてみても、違いがわかりませんでした。
■食事|ややPixel 10 Proが有利

若干Pixel 10 Proほうが明るく撮れている気がします。小ネギ1つ1つが鮮明なのもPixel 10 Proです。
■高解像度(50MP)撮影 電車|両機種同じ

次は高解像度50MPでの比較です。
パッと見は違いはありません。色は両機種一緒です。
写真を拡大してみると、解像感に若干差はあるものの、ほぼ同じといっていいレベルです。

■【ポートレート】花(2倍)|10 Proのほうがボケが強い

Pixel 10 Proのほうが少し明るく撮れています。ボケ感はPixel 9 Proのほうが強め。
ボケの処理はPixel 9 Proのほうがいいです。Pixel 10 Proは黄色の部分の先端がぼけてしまっています。
■【高解像度ポートレート】人物 Pixel 10 Proは1倍 50MP
Pixel 10 Proはポートレートモードの最小ズーム倍率が1倍になり、高解像度(50MP)でも撮影できるようになりました。実力がどうかをPixel 9 Proと比較します。

Pixel 10 Proは1倍、Pixel 9 Proは1.5倍のため、画角が大きく異なります。同じ場所で撮影していますが、Pixel 9 Proは上半身しか映っていません。
元の写真を拡大して、ボケ具合を見てみると・・・

1.5倍のためか、Pixel 9 Proのほうがボケが強め。
境界はPixel 10 Proのほうが自然です。Pixel 9 Proは服と背景の境界がすこしあいまい。
Pixel 10 Proは1倍のため、9 Proよりかなり拡大しているのですが、50MPのPixel 10 Proのほうが解像感が高く、とてもきれいです。

肌の色はPixel 10 Proのほうが暗め。
■【暗所】白い網目屋根|両方青すぎ 解像感はPixel 10 Proの勝ち

両方とも青すぎ。実際に目で見るとこんなに青くありません。
参考としてiPhone 14 Proで撮った写真も載せます。一番実際の色見に近いのはiPhone 14 Proです。

iPhone 14 Proでも実際より青め。
写真を拡大してみると、解像感はPixel 10 Proの勝ち。文字や壁の模様が鮮明です。

■【暗所】夜景|両方青いが10 Proはマシ 解像感は10 Proの勝ち

両方青いですが、Pixel 10 Proのほうが青味が抑えられています。これも解像感はPixel 10 Proのほうが上。
【メインカメラ】評価│両機種同じ「A」

Pixel 10 Proは暗所での解像感が少し上がっていますが、基本的にはPixel 9 Proと撮れる写真はほぼ一緒。両機種「とてもよい」です。
写真比較【超広角カメラ】|ほぼ差はない
続いて超広角カメラの作例比較です。
■駅舎とビル│両機種に差はない

メインカメラ同様、Pixel 10 ProとPixel 9 Proとでほぼ同じ写真が撮れます。両機種ともメインカメラと遜色ない映りできれいです。
写真の一部を拡大して比較してみても、解像感に違いはありませんでした。

■観覧車|10 Proのほうが草木が明るい

木が生い茂っている部分はPixel 10 Proのほうが明るく映っており、草木が元気に見えます。
僅差でPixel 10 Proの勝ちです。
■超広角でのマクロフォーカス|ほとんど差はない

Pixel 10 Proのほうがわずかに黄味が強めですが、それ以外は同じ。どちらもきれいです。
■【暗所】駅舎|Pixel 10 Proのほうが良い

色味が違います。Pixel 9 Proは不自然に黄緑っぽい(特に右の柱)。よりクリアに見えるのはPixel 10 Proです。
電灯の白飛びもPixel 10 Proのほうがやや抑えられています。
■【暗所】白い網目屋根|違いはない 両方青すぎ

両方実際より青いですが、メインカメラよりはマシ。両機種の違いはありません。
【超広角カメラ】評価│両機種同じ「A」

超広角カメラもPixel 10 ProとPixel 9 Proで撮れる写真に差はありません。両機種「とてもよい」です。メインカメラと遜色ないきれいな写真が撮れます。
写真比較【望遠カメラ】5倍|色は10 Pro、解像感は9 Proが優勢
続いて望遠カメラ5倍ズームの作例比較です。
■電車│色は10 Pro、解像感は9 Pro

明らかにPixel 10 Proのほうが明るくきれいです。
まったく同じ日の同じ時間に撮ったはずなのに、Pixel 9 Proは暗めで青味が強いです。

車両真ん中を拡大してみると、解像感はPixel 9 Proのほうがやや高め。Pixel 10 Proはノイズが少ないものの、「◆モハE235-1022」の文字や窓枠など細部がつぶれ気味です。
個人的には、色味の差でPixel 10 Proのほうが好きです。
■タワー│色は10 Pro、解像感は9 Pro

空の色が異なります。Pixel 9 Proは青すぎ。

拡大すると、誤差ですがPixel 9 Proのほうが解像感は高いです。
Pixel 9 Proは柱表面のブツブツまできちんと写っているのに対し、Pixel 10 Proはつぶれ気味です。
■【暗所】Pixel 10 Proの勝ち 青味が少ない

Pixel 10 Proは青味が少なく、自然な仕上がりです。一方9 Proは全体的に青すぎ。10 Proよりゴーストも出ています。解像感に差はありません。
これは文句なしにPixel 10 Proの勝ちです。
写真比較【30倍ズーム】|自然なのはPixel 9 Pro
続いてはPixel 9 Proの最大ズーム倍率である30倍で比較します。
Pixel 10 Proは30倍以上で「超解像ズーム Pro」が利用可能。
そのため30倍の比較は
- Pixel 10 Pro 「超解像ズーム Pro」適用
- Pixel 10 Pro 「超解像ズーム Pro」なし
- Pixel 9 Pro
の3つで行います
■電車|一番良いのは9 Pro

一番画質が悪いのは真ん中「Pixel 10 Proの超解像ズーム Proなし」です。全体的にぼやけています。
一番上の「Pixel 10 Proの超解像ズーム Pro」と一番下「Pixel 9 Pro」を比較すると、色は「Pixel 10 Pro 超解像ズーム Pro」のほうが明るくて良いです。
しかし、拡大して見てみると……

一番上の「Pixel 10 Proの超解像ズーム Pro」はAI補正でドアのステッカーが変な模様になっています。明らかにPixel 9 Proのほうが見やすく、正しい模様です。
この写真はPixel 9 Proの勝ちとします。

■看板|超解像ズームProは文字が不自然以外は○

看板の文字以外は「Pixel 10 Pro 超解像ズーム Pro」が一番きれいです。
この写真のAI補正はそこまで不自然ではなく、好印象。ただし文字がガビガビなところと、右向きの看板の文字が変になっているところは気になります。
「家電住まいる館」の文字が一番読みやすいのは一番下の「Pixel 9 Pro」ですが、全体的に白い幕がかかったようにボンヤリしています。
■資料

一番下「Pixel 9 Pro」の圧勝です。すべての文字を読むことができ、変に補正されている部分もありません。
一方一番上「Pixel 10 Proの超解像ズーム Pro」は小さい文字が変に補正されて、読めません。
「Pixel 10 Proの超解像ズーム Pro なし」は全体的にぼやけていて見づらいです。
写真作例【100倍ズーム】|期待したより微妙
続いてPixel 10 Proの最大ズーム100倍の作例です。
Pixel 9 Proは30倍が最大ズームのため、Pixel 10 Proのみ作例を紹介します。「超解像ズーム Pro」と「超解像ズーム Proなし」の写真をそれぞれ載せて比較します。
■電車の窓|どちらもイマイチ

「超解像ズーム Pro」の写真は、ドアのステッカーが変な模様になりました。実物(以下)と全然異なります。
「超解像ズーム Pro なし」の写真は、ぼやけすぎて何を撮ったのかよくわからなくなっています。
「超解像ズーム Pro」「超解像ズーム Pro なし」どちらもイマイチです。

とはいえ100倍だとかなり遠くまで撮影できます。今回は1倍で撮った写真(以下)の赤枠部分のドア窓を撮影しました。

■山|超解像ズーム Proも自然

この写真は「超解像ズーム Pro」が、かなり自然な仕上がりになりました。以下のように、かなり遠くから撮影しているのですが、そうとは思えないほどクリアです。

【望遠カメラ】評価│両機種「A」 10 Proの100倍ズームは微妙

Pixel 9 Proでも十分きれいだった望遠カメラは、10 Proでズーム性能が強化。最大100倍ズームできるようになりました。
ですが30倍以上はAI補正前提。文字やコントラストの低い模様に弱く、AI補正感が強い不自然な写真になります。
かといってAI補正「超解像ズーム Pro」OFFだと、30倍ではPixel 9 Proよりもぼやけた写真に。
正直これならPixel 9 Proの30倍で十分満足できるので、評価は両機種同じ「とてもよい」です。
写真比較【インカメラ(ポートレートON)】人物 広角側(0.7倍)
続いてはインカメラの写真比較です。

Pixel 10 Proのほうが全体的に明るくて、きれいに見えます。
元の写真を拡大して、ボケ具合を見てみると・・・

服と背景の境界はPixel 9 Proのほうがきれいに分離されてぼけています。服の素材の凹凸も9 Proのほうが鮮明。
一方、髪と背景の境界はPixel 10 Proのほうがきれいです。ボケの強さは両機種一緒。

【インカメラ】評価│両機種「A」 無難に良い

どちらも大きな違いはなく、とてもよいです。
【その他】Pixel 10 Proは望遠の最短撮影距離が短くなった

Pixel 10 ProとPixel 9 Proのメインカメラと望遠カメラの最短撮影距離を実機検証しました。

Pixel 10 ProはPixel 9 Proと比べ、望遠カメラの最短撮影距離が短くなっています。
【その他】10 Proは倍率選択項目に「10倍」追加

Pixel 10 Proはカメラアプリの倍率選択項目に「10倍」が追加されています。
Pixel 10 Pro、9 Proともに10倍ズームは光学相当。画質劣化が少ない10倍ズームを使いやすくなったのはとても良い点です。
【その他】10 Proは「ズーム安定化機能」追加

Pixel 10 Proは15倍以上にズームしたときに、「ズーム安定化機能」が使えるようになりました。
画面に表示される手のマークをタップすると機能がオンになり、画面の揺れをピタッと止めてくれます。
【その他】10 Proは50MP撮影のシャッタースピードが向上(メインカメラのみ)
高解像度(50MP)で撮影する際、Pixel 9 Proはシャッターボタンを押してから約1秒の待ち時間があり、動く被写体や手持ちでの素早い撮影では使えませんでした。
Pixel 10 Proでは、メインカメラでの高解像度撮影時のシャッタースピードが向上。待ち時間がほぼゼロになっています。
通常の12MP撮影と変わらない感覚で、気軽に高精細な写真を撮れるようになったのは大きなメリットです。
超広角カメラと望遠カメラでは、これまでと同じで待ち時間が約1秒あります。
【その他】パノラマ撮影でPixel 10 Proは2倍と5倍が追加

Pixel 10 Proはパノラマモードが強化されています。
Pixel 9 Proでは1倍のみでしたが、Pixel 10 Proは2倍と5倍にも対応。

※実機で確認して作成
特に5倍は画角が180°のため、360°身体を回転させながら撮影する1倍、2倍と比べ、撮影しやすくなっています。ただし撮影箇所は28箇所で多めです。
■【パノラマモード写真比較】 1倍

パノラマモード1倍の比較。1倍は両機種大差ありません。
画角が異なっていますが、回転しながら撮る際に自分の立ち位置が変わってしまったためです。
■【Pixel 10 Pro写真作例】 パノラマモード 5倍

5倍もかなりきれいに撮れます。ただしその分容量も大きく、この写真は26MBです。
写真撮影 結果と評価│両機種「A」 撮れる写真は変わらない

Pixel 10 Proは、ズームが強化されたり、一部色味が良くなったり、ポートレート撮影しやすくなったりと9 Proより進化しています。
しかし強化されたズームは30倍以上でAI補正が強くてイマイチ。正直Pixel 9 Proの最大30倍ズームでも十分に感じました。
それ以外は基本的に両機種で撮れる写真はほぼ一緒。どちらもかなりきれいで満足できます。
そのため両機種とも評価は同じ「A とてもよい」にしました。

【カメラ❷ 動画】両機種ほぼ一緒 10 Proはわずかに色味改善

Pixel 10 ProとPixel 9 Proの動画撮影性能を比較レビューします。
動画撮影の仕様|10Proは超広角カメラ(0.5倍)で動画ブースト利用可



両機種の違いとして大きいのは、10Proは超広角カメラ(0.5倍)で動画ブーストが使えるようになった点と、1080p60fpsでのHDR撮影がしやすくなった点です。
「動画ブースト」とは
- 撮影した動画をGoogleのクラウドに一時的に送信し、強力なAI処理をかけて画質を向上させる機能
- 実際使ってみたが、以下の理由であまり使っていない。
- 画質は多少良くなるが、劇的に変わるわけではない。スマホの小さい画面だと効果を実感しづらい。
- クラウドに送信してから処理完了までに時間がかかる。長いと1日以上かかることも。
- 適用後の動画を他の端末で見る際はGoogleフォトからのダウンロードが必要。
Quick Shareなど別の方法で共有すると動画がグレーっぽくなる。 - 撮影後に適用できない。事前に設定が必要。
- Googleフォトへバックアップしないと使えない。バックアップ保存容量を消費する。
- 動画が長いと、モバイルデータ通信でのギガ消費量が多くなってしまう。
「ビデオ夜景モード」とは
- 上記「動画ブースト」の機能の一部。
- クラウドAIの処理により、暗所で撮った動画の画質を向上できる機能。
- 実際使ってみたが、ビデオ夜景モードなしで撮ったときよりも画質が悪くなることがあるため、ほとんど使っていない。
「シネマティック撮影」とは
- スローモーション撮影と強力な手ブレ補正を組み合わせて、横に振る動きをなめらかにし、映画のような動画を撮影できる機能。
- スローで録画されるため、音声は録音されない。
「シネマティックぼかし」とは
- 被写体にピントを合わせ続け、背景をぼかす機能。
- 動画版のポートレートモード。
「タイムラプス」とは
- 数秒〜数分ごとの写真を繋ぎ合わせて動画にする機能。
- 雲の流れや星空の動きを撮影するのに適している。
「音声ズーム」とは
- ズームすると、ズームした方向の音も一緒に大きくする機能
- 遠くにいる被写体の声を録音しやすくなる
「音声拡張機能」とは
- 騒がしい場所にいる際に周囲の雑音をカットして、声をクリアに録音する機能
【動画比較】実際に撮影した動画を確認
Pixel 10 ProとPixel 9 Proで実際に動画を撮影し比較しました。
※動画ブースト時以外HDRオフ
※動画ブースト時はHDRオン
※手振れ補正の設定は「標準」
実機確認【色】|Pixel 10 Proはより明るく自然な色に

Pixel 10 ProはPixel 9 Proと比べ、動画の色が少し良くなっています。
Pixel 9 Proでは葉っぱの色が黄色すぎたり、暗い部分や空の青色が濃かったり、不自然に青みがかったりしていましたが、やや改善。
特に望遠カメラや動画ブースト適用時に違いを実感しやすかったです。

それでもiPhoneと比べると全体的に少し鮮やかめな色なのは変わっていません。

実機確認【解像感】【手振れ補正】【オートフォーカス】【インカメラ】|両機種一緒

手振れ補正や解像感、オートフォーカス、インカメラも確認しましたが、両機種の差はわかりませんでした。
Pixel 10 Proの公式サイトを見ると、動画ブーストの手振れ補正が向上していると書いてありましたが、Pixel 9 Proとの違いを実感できなかったです。

動画撮影 結果と評価│10 Proは少し色が向上だが大きい差ではない

Pixel 10 Proは色がやや自然になりましたが、それ以外はPixel 9 Proからの明確な変化はありません。
iPhoneと比べると、ややのっぺりした印象なのも変化なし。
そのため両機種とも評価は同じ「B よい」にしました。
【生体認証】顔も指紋も高速 精度・速度に不満なし

Pixel 10 ProとPixel 9 Proの生体認証を比較レビューします。
生体認証 仕様│指紋+顔 顔認証もセキュリティ性が高い

Pixel 10 ProとPixel 9 Proの生体認証は一緒です。どちらもディスプレイ内指紋認証と顔認証が使えます。
指紋認証はPixel 9 Proから精度の高い「超音波式」を採用しています。
顔認証は2D認証ですが、AIの利用によりAndroidで最もセキュリティ性が高いClass 3に対応。銀行アプリ・決済などにも顔認証が使えます。
生体認証 使用感比較 結果│認証速度◎ 失敗も少ない

実機での生体認証の使い心地を検証しました。

指紋認証も顔認証も、両機種に差はありません。
Pixel 9 Proから採用された超音波式センサーはとても優秀。画面に指を置くだけで素早くロック解除されます。
ぼくは画面に透明ガラスフィルムを貼っていますが、認証の失敗もほとんどなく、日常使いでストレスを感じる場面はないです。
生体認証 評価│評価は一緒で「とてもよい」

両機種の生体認証に差はありません。評価は「A(とても使いやすい)」です。
【スピーカー】Pixel 10 Proは音質向上 より迫力ある音に

Pixel 10 ProとPixel 9 Proのスピーカー性能を比較レビューします。参考としてiPhone 14 Proとも比較します。
スペック比較│10 Proは下部スピーカー位置が変更


両機種ともにステレオスピーカーです。Pixel 10 ProはPixel 9 Proと比べ、下側面のスピーカー位置が左右入れ替わっています。
スピーカー音質を動画で確認
Pixel 10 ProとPixel 9 Proのステレオスピーカーから流した音を、録音し動画で比較します。iPhone 14 Proとも比較しています。
※Pixel 8 Proで録音(ステレオ)
スピーカー音質確認 結果と評価│Pixel 10 Proは明らかに進化

Pixel 10 Proのスピーカーは明らかに良くなっています。Pixel 9 Proで感じた音の軽さが改善され、音の広がりや迫力が向上しました。
iPhone 14 Proと比較しても、Pixel 10 Proのほうが良かったです。Pixel 10 Proのほうが音に迫力があり、クリアな音に感じられます。
【マイク】位置は違うが音は同じ バランスよく録れる

Pixel 10 ProとPixel 9 Proの内蔵マイク性能を比較レビューします。参考としてiPhone 14 Proとも比較します。
マイク位置と個数│位置が異なるが個数は一緒


両機種ともマイクの数は3つ。ただし位置が異なります。
マイク音質を動画で確認
音楽を流し、Pixel 10 Pro、Pixel 9 Pro、iPhone 14 Proのマイクで録音し動画で比較します。
※Pixel 8 Proのスピーカーから流したAI音楽を「Pixel 10 Pro」「Pixel 9 Pro」「iPhone 14 Pro」の標準動画アプリで録音(ステレオ)。
マイク音質確認 結果と評価│音に違いはない バランス〇

結論としてPixel 10 ProとPixel 9 Proのマイクの違いはなかったです。
両機種共通して声や音、低音や高音がバランスよく録音できます。iPhone 14 Proはカラオケで自分の歌を録音すると、低音と響きがカットされるのですが、Pixel 10 Proと9 Proではそれがなくて良いです。
ただしPixel 10 Proと9 Proはマイク感度がやや低く、録音音量が小さめ。小さい声や遠くの音の録音にはiPhone 14 Proのほうが向いています。
【AI機能】10 Proは新機能追加 ただ使い勝手は変わらず

Pixel 10 ProとPixel 9 ProのAI機能を比較レビューします。
AI機能一覧|10 ProはAI機能が追加



Pixel 9 Proで豊富だったAI機能は、Pixel 10 Proでさらに強化されています。
※写真のAI機能は「写真」の項目で紹介しています。
【新機能①】 必要な情報を先回りして知らせる「マジックサジェスト」

「マジックサジェスト」は、必要な情報を最適なタイミングで先回りして提示してくれるAI機能です。

例えば、友人とのメッセージで飲食店の話題が出たとします。
これまでなら、メッセージアプリを閉じて、ブラウザや地図アプリで場所を調べて…と、複数のアプリを行き来する必要がありました。
しかしマジックサジェストがあれば、メッセージの文脈をAIが理解。
関連する情報(Gmailの予約情報や地図へのリンクなど)を自動で表示してくれるため、アプリを切り替えることなく、タップ一つで情報を共有できます。
ぼくはPixel 10 Proを1ヶ月間使っていますが、「マジックサジェスト」はまだ1回しか機能していません。通話開始時にメールを送信するか提案してくれました。
おそらく予定の管理にGoogleカレンダーを使っていないから機能しないのだと思います。
【新機能②】 通話を翻訳し、本人の声で再現する「マイボイス通訳」

「マイボイス通訳」は、通話中の会話をリアルタイムで翻訳し、それを自分の声で相手に伝えてくれる機能です。
- 海外のホテルに予約の電話をかけたいとき
- 日本語が話せない友人と電話したいとき
など、これまで言語の壁によって諦めていたコミュニケーションが、Pixel 10 Pro 1台で可能になります。



AI機能比較【録音の文字起こし】【文字起こしの要約】
両機種に搭載されているAI機能「録音の文字起こし」と「文字起こしの要約」の精度を比較検証しました。
■録音の文字起こし|ほぼ同じ

結果は両機種ほぼ一緒。文字起こしの精度は特に進化していないようです。
| Pixel 10 Pro | Pixel 9 Pro | |
|---|---|---|
| 録音の文字起こし精度 | よい | よい |
■文字起こしの要約|Pixel 10 Proの勝ち 読みやすい

ただしどちらも誤っている箇所がある。
要約はPixel 10 Proの勝ち。Pixel 10 Proのほうが文章が短く、内容もよくまとまっていて読みやすいです。
| Pixel 10 Pro | Pixel 9 Pro | |
|---|---|---|
| 文字起こしの要約 | よい | 普通 |
AI機能比較【消しゴムマジック】|両機種ともきれいで自然
Pixelではおなじみの、写真から不要なものを消す「消しゴムマジック」。
Pixel 10 ProとPixel 9 Proで機能に差があるのかを確認するために、各機種で同じ画像から人物を消す作業をしました。


結果は互角。両機種ともかなりきれいに人物消去でき、差がほぼありません。
両機種とも文句の付けようがないほど自然で、満足できるレベルです。
| Pixel 10 Pro | Pixel 9 Pro | |
|---|---|---|
| 消しゴムマジック | とてもよい | とてもよい |
AI機能比較【オートフレーム】|両機種ともそこそこ自然

Pixel 10 ProとPixel 9 Proには写真の構図をAIで調整する「オートフレーム」機能が搭載されています。
両機種で同じ写真を構図変更(拡張)して、差が出るのか比較します。


両機種ともそこそこ自然に仕上がっています。両機種の差はあまり感じられませんでした。
AIで拡張された部分を拡大すると、少し違和感を感じますが、拡大しなければ拡張したことがわからないレベルです。
| Pixel 10 Pro | Pixel 9 Pro | |
|---|---|---|
| オートフレーム (画像拡張) | よい | よい |
AI機能 評価│両機種の差は少ない 9 Proでも十分

Pixel 10 Proは新たなAI機能が搭載されたり、文字起こしの要約の質が上がったりしていて、AIが強化されています。
しかし9 Proより利便性が劇的に上がったかというと、そうではないです。Pixel 9 Proと大差ありません。
【価格】中古はPixel 9 Proのほうが約3万円安い
Pixel 10 ProとPixel 9 Proの価格を比較します。
定価比較│両機種同じ 15万円超えで高い

発売当初の定価は両機種同じ。15万円以上でとても高いです。Pixel 10 Proには128GBモデルがなく、最低価格が上がっています。
両機種ともに発売時にストアポイント(9 Pro発売時はストアクレジット)が付与されていました。
ストアポイントは5,900円分Pixel 10 Proのほうが多いため、実質価格はPixel 10 Proのほうが安かったです。
Pixel 9 Proは2025年12月末時点で、Googleストアではほとんど売り切れています。
中古価格比較(256GB)│9 Proのほうが約3万円安い
2025年12月末時点の中古相場(容量256GB)を比較します

※参照したサイト
- イオシス「Pixel 10 Pro 商品一覧」
- じゃんぱら「Google Pixel 10 Proの検索結果」
- ソフマップ「Google Pixel 10 Pro 検索結果」
- ゲオ「Google Pixel 10 Pro」の検索結果
- イオシス「Pixel 9 Pro 商品一覧」
- じゃんぱら「Google Pixel 9 Proの検索結果」
- ソフマップ「Google Pixel 9 Pro 検索結果」
- ゲオ「Google Pixel 9 Pro」の検索結果
2025年12月現在、Pixel 10 Proは未使用品が14.1万円から購入可能(ゲオ)。定価が約17.5万円なため、定価より3万円以上安いです。
Pixel 9 Proは未使用品は売り切れ。ですが使用感が少ない中古Aランク品は、定価より約7万円も安い10.5万円から購入できます。10 Proよりも約3万円安いです。
【その他】iPhoneとAirDrop モニター出力可 バッテリーシェア
Pixel 10 ProはiPhoneとAirDropできる

Pixel 10 Proを含むPixel 10シリーズでは、2025年11月ごろからiPhone・iPadなどAppleデバイスのAirDropに対応。Quick Shareからファイル共有が可能になりました。
実際ぼくのiPhone 14 ProとiPad(第9世代)で試してみると、確かに両機種ともPixel 10 Proとファイル共有できます。
他社製アプリ(Send Anywhereなど)を使わずに、無線でAppleデバイスとやりとりできるのはかなり便利です。
モニターへの画面出力対応 ただし画面の複製のみ

Pixel 10 ProとPixel 9 Proともに、USB Type-Cケーブル1本で外部モニターに映像出力できます。
ただし画面のミラーリングのみで、拡張デスクトップ(外部画面を別の領域として使う機能)には対応していません。
Pixel 10 Proはバッテリーシェア非対応

Pixel 9 Proまであった、背面に置いた他のデバイスを充電できる「バッテリーシェア」機能がPixel 10 Proでは廃止されています。

【まとめ】総合評価は互角 10 Proは進化が実感しづらい
今回のレビューの結果をまとめます。


両機種の総合評価は同じ「B(よい)」です。Pixel 10 ProとPixel 9 Proの間に大きな差は少なく、Pixel 10 Proの評価に影響があった進化点は「スピーカー」だけでした。
Pixel 10 ProはQi2対応で本体にマグネットが内蔵されたり、写真で100倍ズームできたり、その他細かな進化点はあるものの、Pixel 9 Proから評価が変わるほどインパクトはなかったです。
Pixel 9 Proでイマイチだった処理性能はPixel 10 Proでもほとんど変わっていません。相変わらず重い3Dゲームは不安定です。充電時間は9 Proより長くなっています。
正直Pixel 9 Proで十分。両機種とも処理性能以外は悪い点が少なくバランスが良いです。
Pixel 10 ProとPixel 9 Proの違いまとめ



Pixel 10 ProとPixel 9 Proの良いところ比較表

Pixel 10 ProとPixel 9 Proの悪いところ比較

【結論】合うのはどっち? それぞれのおすすめな人
それぞれの機種が「どんな人におすすめか」をまとめました。


両機種とも「ゲームをやらない人」「写真やAI機能を重視する人」「片手で持てるサイズがいい人」にはおすすめできます。
その中で
- 本体にマグネット内蔵
- 写真撮影機能の進化(最大100倍ズームやポートレートなど)
- スピーカー音質向上
- Apple端末とAirDrop可能
を魅力に感じる人はPixel 10 Pro、より安く買いたい人はPixel 9 Proがおすすめです。
特に片手で持てるコンパクトサイズでカメラのズーム性能が高いスマホがほしい人にPixel 10 Proはいい選択肢。
2025年12月現在、日本で正式販売されている6.4インチ以下の小さめスマホで、100倍ズームできるのはPixel 10 Proのみです。

